アキレス腱炎に対する鍼灸

アキレス腱炎

こんにちは。
行徳の鍼灸院【はり温灸治療院カラダノミカタ】です
今回は【アキレス腱炎】の記事を書きたいと思います。

アキレス腱炎の主な症状は、かかとからふくらはぎにかけての圧痛や腫れ症状です。
運動時跳躍や走行を繰り返し行った際、下腿三頭筋の使いすぎによる腱の弱体化、変性、微小断裂(筋の繊維を傷ついた状態)によって痛みや腫れが出現します。

またこの部位は年齢を重ねるほど血流が減少するとの報告も見られており、何度も症状を繰り返し、または治りが悪いなどの慢性症状を起こしやすいです。

主な原因として急性型は繰り返しの動作やダッシュ、急激なジャンプにより起き、慢性型ではオーバーユース(使いすぎ)によるものとされています。

なりやすい要因としては、内股(踵骨が外反位)になるとアキレス腱内側に負荷がかかる、反対もまた然り。股関節の外内転によりアキレス腱に負担がかかるので股関節の位置も重要なポイントです。また、シューズの踵部分の安定性なども関係しているため足にあった靴、中敷きを変えて安定させていき日常生活から意識していくことが必要です。

【西洋医学的治療】
オーバーユースによるアキレス腱の炎症なので基本的には局所安静が重要です。
血行を改善させて炎症を引かせていくために超音波刺激、レーザー治療などが行われることがあります。
過度の緊張が加わるのを防ぐために運動時にはテーピングを用い悪化を防ぐなどして治癒に至ります。

【鍼灸治療】
ふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋)の緊張を取り圧痛部に対して鍼を行います。
下腿三頭筋へ低周波鍼通電療法を行う。アキレス腱への負荷で圧痛を感じる場合は立位で施術を行います。
程度にもよりますが、初回の治療で痛みが半減し、6~12回ほどで痛みが治まります。
慢性的であったり加齢の場合はもうしばらく長くみていきます。

ランニングを趣味としている方で、アキレス腱の痛みを有している方は鍼灸が有効です。
ぜひご検討ください。

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