メニエール病に対する鍼灸治療

こんにちは。
行徳の鍼灸院【はり温灸治療院カラダノミカタ】です
今回は【メニエール病】の記事を書きたいと思います。

メニエール病は、突然目の前がぐるぐる回る回転性のめまいが起きます。
それと同時に耳鳴りや難聴、耳がふさがれるような感覚になります。
めまいによって船酔いの状態になってしまい吐き気や冷や汗などの自律神経症状も起こることがあります。これらの症状が数十分から数時間続き繰り返し起こることも特徴です

ひとくくりにメニエール症候群(内耳性めまい)と呼ばれることもありますが、耳の症状があるものがメニエール病といえます。

30代から40代に多く、やせ型で几帳面、神経質な性格の方が患いやすいという報告もあります。
これらの背景にはストレス、精神的・肉体的な疲労、睡眠不足などが大きく関係しているとも言われています。

原因は、耳の中にある内耳の内リンパ水腫によるものと言われています。
つまり、内耳といわれるところの水ぶくれです。球形嚢と呼ばれる水平感覚をつかさどる器官の中に微細な炭酸カルシウムの耳石が剥離して内リンパの液の通路を塞いだことにより内リンパ水腫が起こるとされています。

これにより内耳の圧力が高まって中の内リンパと外リンパを隔てる膜を破りリンパ液がまじりあってしまうと聴覚を担当している細胞に刺激を与えてしまい、難聴や耳鳴りなどが起こります。

また内耳には、聴覚と平衡感覚をつかさどる神経が互いにつながっており、どちらかの不調でめまいも起こります。

めまいは回転性が多いのですが、ふわふわする・ふらつくなど人によりさまざまです。めまいや嘔吐が激しいと耳の症状に気が付かない人もいますが、メニエール病で大切なのは耳の症状です。難聴は元に戻すのが難しく、早めの発見と治療を行うことが大切です。

メニエール病の鍼灸治療は、慢性的なメニエール病は項頸部のコリが著しいため項筋(首の後ろ)を緩めることで症状の改善につながります。
また、太陽、完骨に鍼を置き緩めていきます。これにより頭重や首こりは軽減し仕事などは行えるようになりますが、週に1回の通院は必要になり長期的な治療が必要となりますが、治療によって次第に緩解していくわけでもありません。生活習慣の改善と並行して行うとよいでしょう。

メニエール病でお困りの方は鍼灸を検討してみてください。
お問い合わせお待ちしております。

目次