めまいと鍼灸治療(1)

こんにちは。
市川市・行徳のの鍼灸院【はり温灸治療院カラダノミカタ】です。
今回は鍼灸の適応症状について紹介したいと思います。
初回は【めまい】について書いていきます。

私は急に立ち上がった時になったり、気象病により発症します。
皆さんはいかがでしょうか?

めまいは外界が回ったり、揺れたりする状態ですが、「めまいがする」という訴えは必ずしも同一の状態を表しているわけではありません。

めまいの症状としては以下のようなものがあります。
a.ぐるぐる回る回転性のめまい
b.ふわふわと揺れるような浮動性のめまい

また同様の症状であっても、その病態は様々なものがあります。

【脳循環障害】
めまい以外に頭痛、呂律がまわらない、手足のしびれなどの症状が伴う場合には脳梗塞を疑う必要があります。高齢者や合併症をもっている場合には特に注意が必要です。

【抹消前庭障害】
平衡の感覚器である内耳の前庭と三半規管、そして中枢と内耳を連絡する前庭神経の障害。

a.良性発作性頭位めまい症
めまいの原因のなかで最も多く、一定の頭の位置を取ることや寝返りや起床など頭位の変換をすることによって誘発される回転性めまいと眼振が診られる疾患。

b.メニエール病
めまい=メニエール病のようにすぐ診断されるほど有名な疾患ですが、実際には少なく、めまい患者の10%未満と言われています。
反復するめまい発作に難聴、耳鳴りを伴う疾患で、内リンパ水腫によると言われています。原因としてストレスの関与が考えられます。

c.突発性難聴
ある日突然発病する、原因不明の中等度から高度の片側性の感音難聴です。主な症状は難聴(耳閉塞感)・耳鳴ですが、めまいを伴う場合もあります。めまい発作は数時間から1日程度続きます。
再発はほとんどなく、両側発症も極めて稀です。原因は不明ですが内耳の血流障害やウイルス感染とする説が有力dす。
発病から2週間以内に治療を開始することが重要です。

d.前庭神経炎
急性に発症する末梢性めまい疾患で、病変の主体は前庭神経です。めまい発作は1日から数日程度続きます。聴覚障害やその他の神経症状は伴いません。
ウイルス説と循環障害説がありますが、前者が有力とされています。

まず鍼灸を受ける前に参考になれば幸いです。

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